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「日・タイ友好マングローブ植林2000」ニュースレター No.1

プアン・カン(友達同士) プアン・カン
(友達同士)
発行日: 平成12年9月30日
発行者: 服部達雄
(タイマングローブ植林実行委員会・委員長)
編集者: 池上恵理・井川良子・三枝信子(同・編集委員会)
Web版作成: 竹村登

 2000年、ミレニアムという人類がまだ2回しか経験した事のない素晴らしい年を締めくくるにあたり、今年もまた「日・タイ友好マングローブ植林」の時が近づいてまいりました。
  初めて参加される方も多いので、ニュースレターを通じて実行委員の準備状況やタイ現地の様子をお知らせすることにします。

【御挨拶】
 このたびは、「日・タイマングローブ植林2000」のボランティア募集に対し多数の皆様に参加申し込みをいただき、誠にありがとうございます。この植林活動は今年で7回目となりますが、ここまで継続してこれたのは毎年参加していただいた皆様のご理解とご支援によるものです。ここにあらためて感謝申し上げます。
 今年は、タイ南部「クラビー市」郊外において、12月2日、3日両日に実施します。タイ側からの強い要望があり、昨年まで実施してきたプーケット、パンガーを離れ、新たな場所へトライすることにしました。どちらの植林日においても、例年通り地元の村人、生徒さんたちが私たちを歓迎し、一緒に植林作業をしてくれることになっています。
 このところ日本においては景気対策が優先され、地球温暖化問題への関心が薄れているように見受けられますが、最近の異常気象の頻発は、温室効果ガス対策が待ったなしになっていることの現れかもしれません。森林、特に熱帯地域の森林は、二酸化炭素を吸収する力が大きく、温室効果ガス対策として大きなポテンシャルを持っております。本年11月には「第6回地球温暖化防止会議」が開催され、温室効果ガス対策としての「森林」の取り扱いルールが国際的に取り決められることになっています。
  私たちが植えるマングローブによる二酸化炭素吸収量は極めて少量ですが、私たち一人ひとりが排出している二酸化炭素量に対して十分に意味のある量です。この植林行事を契機にタイの人達がマングローブ林の保全や拡大に自主的に取り組むようになりますので、私たちの活動は表に現れる数値以上に大きな意義を持っていると言えます。
  タイは、私たちの生活にきわめて密接した関係を持っている国です。多くの日本企業がタイで事業活動を営んでおりますし、貿易相手国としてお互いが重要な地位を占めております。私たちが日常食べているエビ、鶏肉、加工魚介類、砂糖、野菜などの食料品の主要な輸入先です。これを機会にタイの人たちがどんな生活をしているのか、日本(人)に対しどんな印象を持っているかといったところを垣間見し、タイへの理解をあらたにし、さらには日本とタイとの関係を一層深めるキッカケにしていただければと思います。
 11月に皆様と一緒にタイへ行くのを楽しみにお待ちしております。 

タイ・マングローブ植林実行委員会 委員長 服部 達雄

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