プアン・カン−日・タイ友好マングローブ植林2001 ニュースレター No.1
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 21世紀最初の「日・タイ友好マングローブ植林」の計画が固まりました。今年は11月23日(勤労感謝の日)からの3連休と重なりますので、休暇を取りやすいのではないでしょうか。
 今からスケジュール調整し、ぜひご参加ください。8月後半には正式のご案内をいたします。

新 世 紀 植 林 へ の 希 望
マングローブ植林大作戦連絡協議会
会 長 加 藤  茂
 今ほどに地球全体で森林に関心が寄せられたことは、過去の歴史上皆無であったと言えるのではないでしょうか。先進国の殆どの人々は、自身の生活を快適に改善する資材として大量の樹木を使ってきました。一方、途上国では、きわめて重要なエネルギー源として今でも大量の木材が使用されております。樹木は、「木して語らず」、地球温暖化ガスをせっせと吸収し、水と太陽エネルギーで樹体へと変換し、貯蔵し、将来の資源として備えているのです。しかし、一度破壊されるとその健全な生態系への修復には数世紀を必要とすると言われています。
 地球上で最も生物の生産力が高いのは熱帯地域であり、樹木の二酸化炭素固定量は寒帯林の約4倍にもなります。さらには、生物の種類も多く、寒帯地域に比べ圧倒的に多種類の生物が生息しています。未確認の生物種を加えると、極めて多様な生物種からなる豊な生態系を構成しています。しかし、今やこの豊かな人類の宝と言える森林が急速に減少しております。日本の国土面積の1/3に相当する森林が毎年消失し続けているのです。
 本年の「日・タイ友好マングローブ植林」は、第8回開催へと成長し、まさに末広がりの大発展への記念すべき、21世紀最初の植林行動として位置付けることができます。これからの100年間の植林行動への第一歩と言えるのではないでしょうか。私たちの行動は、マレー半島の極小な一点にしかならないような取り組みですが、地元の人々と日本から参加された人達は、互いに宇宙大の心を開き、素晴らしい今後の共通の思い出を創造し、次の世代への共有財産をともに建設していると思います。今ほど、行動することの大切な時はないと思います。そして、市民レベルでの取り組みほど貴重で着実なものは他にありません。
 次世代へ引き継ぐクリーンなグリーンを創造する「日本・タイ友好マングローブ植林」に参加され、地元の人々と一緒に「地球の緑の宝建設」に携わってくださることをお待ちしております。
 皆様のご支援を心からお願い申し上げる次第です。

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