<石垣島のマングローブ>
◎ 石垣島というと白保の珊瑚礁が第一に思い浮かびますが、スキューバダイビングをする人にとってはマンタ(オニイトマキエイ)が見られる場所として有名です。幅数メートルもあるエイが生育するために必要なエサとなる多量のプランクトンの供給源となっているのがマングローブです。
◎ 石垣島の川平に宿泊し、ホテルの窓を開けるとすぐ目の前はマングローブの森です。部屋に居ながらでマングローブを観察することができます。
<南伊豆のマングローブ>
◎静岡県南伊豆町弓ヶ浜の青野川河口にメヒルギの生育地があります。1959年に観光開発の一環として種子島より移植されたもので、マングローブの世界の北限となります。
◎ 約2,000本ほどが生育していたが、1984年にメヒルギの生育地とその周辺の整備計画が立案され、当初堤防の連続性を保つためにメヒルギは全て伐採される予定でした。しかし、地元住民の要請により計画は修正され、生育地を移動し、メヒルギは移植して残すことに計画変更されました。
◎現在は河川敷の川側にヨシやクサヨシが生息し、その次にハマボウが生育し、その内側にメヒルギが育っています。
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